冷蔵庫の選び方
<冷蔵庫選びのポイント>

冷蔵庫を選ぶ際のポイントをご紹介します。
・家族の人数に見合った冷蔵庫の容量
・扉の開き方や使い勝手
・節電性能
・冷蔵庫の機能
・冷凍室の機能
・冷凍室や野菜室の位置
・静音性
・カラー、デザイン
・冷蔵庫の設置や搬入時のスペース
これらのポイントをしっかり押さえ、選ぶことが大切です。
>冷蔵庫の容量

※計算式はあくまで目安です。
<冷蔵庫の扉の開き方>
冷蔵庫の設置場所やキッチンのレイアウトによって、開き方が制限せれることもあります。【右開き】【左開き】【両開き】【フレンチドア】から選ぶことになるので、自分のキッチンに合った開き方向を選ぶことで、使い勝手を向上させることができます。



<節電性能>

冷蔵庫を価格で選ぶなら、本体価格だけでなく電気代を含むランニングコストをチェックしましょう。冷蔵庫は消費電力が大きく省エネ製品による電気代節約効果が大きな家電です。
イニシャルコストが高くても、年間消費電力が低いものや消費電力や省エネ基準達成率が100%を超えるものだと、数年使い続けることで冷蔵庫にかかるコストが逆転することもあります。
本体価格そのものは容量が少ない冷蔵庫の方が抑えらえれますがかかる電気代については大型冷蔵庫ほど庫内が広く冷気が効率よく省エネ効果が高く、電気代を抑えることができます。
さらに、最新モデルと型落ちモデルなら最新モデルの方が省エネのものが多いです。わずかな価格差で迷う場合は大きめかつ最新モデルを選んだ方が結果的にお得と言えるでしょう。
<冷蔵庫の機能>
冷蔵庫は、食品や飲料を長期間新鮮な状態で保つために不可欠な家電です。適切な冷蔵庫の機能と特徴を理解することは、最適な冷蔵庫を選ぶために重要です。
以下に、冷蔵庫の一般的な機能と特徴をいくつかご紹介します。
- 温度調節機能:冷蔵庫の温度を調整することで、食品や飲料の保存状態を最適化することができます。温度調節機能は、通常は内部のデジタルコントロールパネルやノブを使用して操作します。
- 冷凍機能:冷蔵庫には冷凍機能が備わっており、食品を長期間保存するために必要です。冷凍機能は、食品を急速に冷凍することで、品質を保ちながら長期間保存することができます。
- デジタル表示:一部の冷蔵庫には、内部の温度や設定をデジタル表示で確認することができる機能があります。これにより、正確な温度管理が可能になります。
- 多段階調整棚:冷蔵庫の棚は、食品や飲料のサイズに合わせて調整できることが望ましいです。多段階調整棚を備えた冷蔵庫は、収納スペースを最大限に活用することができます。
- 除菌機能:一部の冷蔵庫には、内部の雑菌やニオイを抑制するための除菌機能があります。これにより、食品の鮮度を長期間保つことができます。
これらは冷蔵庫の一般的な機能と特徴の一部です。冷蔵庫を選ぶ際には、自分のニーズに合った機能と特徴を重視することが重要です。
<冷凍室の機能>
冷凍室は冷蔵庫の重要な機能の一つです。冷凍室の機能を適切に選ぶことは、食材の保存や調理の便利さに直結します。
以下に、冷凍室の機能について詳しく説明します。
- 急速冷凍機能:食材を素早く凍らせることができる機能です。急速冷凍機能があると、食材の鮮度や風味を保つことができます。
- 氷作り機能:冷凍室に氷を作る機能があると、いつでも氷を手軽に作ることができます。特に夏場やパーティーなどで重宝します。
- 機温度調整能:冷凍室の温度を調整できる機能があると、食材に合わせた最適な冷凍状態を保つことができます。
- 解凍機能:冷凍した食材を解凍する際に便利な機能です。解凍機能があると、食材の風味や食感を損なうことなく解凍することができます。
これらの機能は冷凍室選びの際に重要なポイントです。自分の使用用途や好みに合わせて、冷凍室の機能を選ぶことをおすすめします。
<野菜室・冷凍室の位置>
冷蔵庫の多くは、最上段に「冷蔵室」、その下に引き出し式で「野菜室」と「冷凍室」があります。最下段はかがんで食材を出す必要があるため、“真ん中”に位置する引き出しは使用頻度の高い方を選ぶのがおすすめ。野菜室が真ん中だと白菜やキャベツ、ペットボトルなどの重いものをかがまず取り出せ、奥まで見通しやすくなるので野菜の傷みなどにも気づきやすくなります。冷凍食品やまとめ買い品の冷凍などが多い方は冷凍室を真ん中にするのが良いでしょう。また、野菜室、冷凍室の容量も併せてチェックしましょう。
<静音性>
寝る場所と冷蔵庫との距離が近い場合はチェックしましょう。
冷蔵庫は24時間常に運転音が鳴っているので、ワンルームなど、寝る場所と冷蔵庫の距離が近いと意外と気になる可能性があるため、静音性もチェックしましょう。音の大きさはdB(デシベル)という単位で表記され、一般的に静かとされるのは30dB以下ですが、寝てる時でも気になりにくい25dB以下のモデルがおすすめです。なお、最近の400L以上の冷蔵庫はほとんどが20dB以下のため、ファミリーサイズのモデルは音が気になるといった事は起きにくいでしょう。
数値でイメージしにくい方は以下の表を参考にしてみてください。
<カラー・デザイン>
インテリアとしてこだわる方には重要です。
冷蔵庫は存在感のある大型家電なのでキッチンの雰囲気に合わせてカラーやデザインを選びたいところです。
また、壁やカーペット、他の家電のカラーと合わせて選ぶとキッチンの統一感が増します。定番のホワイトやシルバーだけでなく、ブラックや木目調など高級感のあるガラスドアを採用したものなどおしゃれなデザインも多く販売されています
冷蔵庫はキッチンの主役にもなる大型家電です。おしゃれなものを選べば毎日の炊事を楽しくしてくれるはずです。
<搬入経路>
容量の決定に必要なもうひとつの要素は、設置スペースと搬入経路です。
部屋に入れられる大きさと希望の容量に相違がでてしまうこともあるので、以下の点を確認しましょう。
・玄関や設置希望の部屋の入口が冷蔵庫の本体+10cmの幅があるか
・マンションの場合、エレベーターのサイズは十分か
買い替えの場合は、現在使っている冷蔵庫と同じサイズかそれ以下であれば搬入可能ですが、新規購入のときは、必ず設置したい場所とそこまでの経路を確認しましょう。
特に、らせん階段などは幅の確保が重要なので、不安な方は見積もりを事前に行うことを推奨します。
搬入経路を確認しましょう
◆屋外
エレベーターの幅や高さは十分にありますか?
階段の幅や高さ、踊り場のスペースは十分にありますか?
※手すりにも注意が必要です。
玄関までに狭くなっているところはありませんか?
◆屋内
屋内玄関を開けたときの幅や高さは十分にありますか?
設置場所までに狭くなっているところはありませんか?
室内ドアを開けたときの幅や高さは十分にありますか?
廊下の曲がり角のスペースは十分にありますか?
※搬入経路は商品の幅に+10㎝以上必要です。廊下で切り返しがある場合、幅・奥行ともに+15㎝以上必要です。
※数値では十分なサイズでも、実際の搬入経路によって搬入できない場合もあります。
<設置場所について>
・床が丈夫で水平な場所
不安定な設置は振動や騒音の原因になります。
床が丈夫で水平な場所に設置する必要があります。
床材がじゅうたん、たたみ、塩化ビニル、フローリングなどの変形や熱による変色のおそれがある場合は、丈夫な板を敷かなければ設置することはできません。
・熱気、湿気が少ない場所や直射日光が当たらない場所
冷却力の低下や電気代の増加を抑えます。
・他の機器から離れた場所
テレビなどへ雑音や映像の乱れを防止します。
・風通しのよい場所
下図のように冷蔵庫の周辺に隙間をあけて、放熱がよくできるようにしてください。
※商品によって、隙間のサイズは異なります。十分お気を付けください。